303 BOOKSのリモートワーク・ミュージック
朝から夜まで気分に合わせて
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丑年生まれの編集者。毎日てんてこまいで、自分の好きなことも忘れてしまいがちな今日このごろですが、子育て後の人生を取り戻すべく、助走をつけています。
一変した私の日常
じつは私、最近あるバンドのファンになりまして、文字通り毎日が一変しました。自分でも驚きの変化でして、戸惑いと興奮をだれかれかまわず伝えてみたいのですが、
「…う、うん、いいよね。私も好きだよ。いいんじゃない?」
「いいけど、今頃?」
なんていうリアクションをもらうことを想像すると、なかなか面と向かって、伝える勇気が出ません。そこで、ちょっと恥ずかしいのですが、この場を借りてオススメしてみたいと思った次第。
Official髭男dismはもちろん知っていたのですが、「お、いい歌じゃん。ボーカルうまいよね」くらいでした。
それが、2020年末、なにかの拍子でボーカルのさとっちゃんの歌声に魅了される瞬間があり、これは何だ、何なんだ? とYou Tubeで動画を漁りまくりました。単なるハスキーボイスってだけではない。この声。何だ何だ。めちゃめちゃ良い声ではないか! その挙げ句が、今の状態です。寝ても覚めても、ヒゲダン。
毎日、頭がヒゲダンでいっぱいなのです。
これが、ファンになるとということなのか!!
なんてことだ!!
Laughter 新世界へ羽ばたこうとするときの葛藤と覚悟を歌う
ファン心地というのは初めての体験で、まるで自分が自分でないみたいです。
若い頃から、ミーハーっ気がまるでない自分だったのに。
それが、今や、初期の路上ライブやらの過去の動画をかたっぱしからチェックし、何百何千ものコメント欄に目を通し、「そう、それよ、わかる!!」といいねを押しまくる。
仕事が終わって子供らを寝かしたら、夜な夜な、そんなことをしています。
そうかー、アーティストやミュージシャンのファンになるってことは、こういうことだったのかー。みんなこんな感じだったのかー。
それにしても、彼らがヒットした2年前、私はいったい、何をやっていたのだろう。
コロナが始まる前のあの頃なら、ライブでもなんでも、行けたのに!
Tell Me Baby ハイセンスの一言!
あらゆる動画やライブ映像(2019武道館ライブのDVDも買ってしまった)を見まくるうちに、彼らの歌(曲)が好きなのか、メンバーが好きなのか、バンドのロマンってものに夢中になっちゃっているのか、なんだかわからなくなってきました。
もしかすると、私って、若い男子に夢中なただのイタイおばさんでしかないのかも? だって、これが女性バンドだったら、自分がこんなに夢中になるとは思えないし。テレビの歌番組で映画ドラえもんの新曲を歌うさとっちゃんがどんどん垢抜けていくのを見ると、一抹の寂しさというか。素朴な好青年のままでいてほしい! なんて思ったり。
一方で、武道館ライブで総立ちの中、腕組みをしてつっ立っている同年代の男性を見つけると、「ああ、あなたも同志なんだね!」と嬉しくてたまらかったりもする。小さな子が抱っこされてお母さんとノリノリになっているのを見ても、やっぱり嬉しい。
それならやっぱり、ヒゲダンの音楽が好きって言えるよね。…などなど。
ひとりで勝手に頭の中がぐるぐると、盛り上がっております。
始まりの朝 爽やかな朝に、気持ちが若返る歌
当然、どハマりっぷりは、家族には気味悪がられました。
「どうしたのママ、取り憑かれてるよ」と。
生意気ざかりの中学生の長男は「曲の最後を無駄にのばすやつ、はっきり言ってあんまり上手くないよね」などと言います。
うるさいな。
冷静な批評は要らないから。
思わずむかっ腹を立てながらも、それでも「この曲どうよ?」「これも聴いてよ」と片っ端からオススメせずにはいられない。
音楽が好きな人なら、やっぱりわかりあえる部分が大きいから、共感がほしくなりますね。
たかがアイラブユー キーが低めで心地よく口ずさめる
終わりに
ヒゲダンは音楽的なバックグラウンドが広いのか、多くの要素がちりばめられていて、曲ごとにちがう魅力が。「Pretender」や「宿命」、「I LOVE…」などのいわゆるヒット曲もよいのですが、それ以外もおすすめです。
ヒゲダンのファンになって経験したことのもうひとつは、コロナ禍でライブハウスがたくさんつぶれているというニュースを見たときに、初めて他人事でなく、胸がつぶれそうな感覚を味わったことです。
音楽は、当面生きるためには必須ではない。けれど、音楽無しでは、多くの人にはやっぱり、無理なんじゃないかなぁ。音楽活動を支援するしくみがあったら、少しでも力になりたいなと思いました。今後、オンラインライブも、もっと盛んになりそうですね。