303 BOOKSのリモートワーク・ミュージック
朝から夜まで気分に合わせて
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心平です! リモートワーク中は、大体ラジオかけっぱなしが多いんだけど、ラジオはおもしろすぎるので、原稿とか書けなくなっちゃう。そこでやっぱり音楽だ!ということで、YouTubeで出会った、ここ1年くらいよく聞いている曲を紹介します。
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編集プロダクション 株式会社オフィス303の代表取締役 兼 303 BOOKSのプロジェクトリーダー。千葉県千葉市の埋めたて地出身。バイク雑誌、パズル雑誌を経て、児童書の編集者になる。本は読むものではなく、つくるものだと思っている。
大坂なおみ感ある歌声?
UMI – Remember Me
チャンネル登録者数が33万人。
2020年5月現在登録者数は、
ミルクボーイより多いけど
かまいたちより少ない(基準!)。
UMIはスローな曲が多いんだけど、
ブルージーだったり、
ソウルフルだったりする本格派!
って雰囲気じゃなくて、
言っちゃうと「舌っ足らず」な感じ。
大坂なおみちゃんがカラオケ歌ったら
こんな感じであってほしいという。
“かわいげ”がすごい。
見た目も「なおみ感」がある。
これは、うまくいかなかった恋の歌。
なんか家のベッドで寝転がって
歌っているみたい。
お母さん日本人なんだ!
UMI – Mother
「UMI」って、日本語の「海」から
来ているの?と思っていた。
日本語の『Sukidakara』って曲も
歌っているし。
このPVみるとお母さん日本人なのよ。
それで、あの大坂なおみ感(納得)。
お母さんとの
英語と日本語がまじった
ルー的な会話が時々挿入される。
ふたりのスナップも出てきて、
知らない家族の笑顔にグッとくる。
スローに切々と歌うUMI。
シャイな人ならではの
慈しみが滋味(妄想!)。
母の日に聴きたい曲ナンバーワン
(終わっちゃったけど)。
PVのセンスがいいのも
UMIのストロングポイント。
これテープ時代の
ホームビデオの質感よね。
たぶんソウルオタクな男の子
Monsune – Nothing in Return
チャンネル登録者数たったの4.4万人
登録者数は、
コロコロチキチキペッパーズくらい。
中国系カナダ人のMonsune。
さっき紹介したUMIもそうなんだけど
本物すぎるソウルミュージックより
ちょっとローファイな感じがいい。
これって
フリーソウルにやられた世代の
PTSDに違いない!(被害妄想)
全体チープなPVなんだけど
冒頭でパナソニックの
ポータブルカセットレコーダーに
カセットを入れるところが
ガーディアンズ・オブ・80年代。
つうかMonsune君は、
いつの時代の人なの!?
歌はめっちゃソウルフルだけど
アフリカ系のマッチョなソウルと違う。
オスとして性成熟してない感じがいい。
君は考えすぎてないか?という
ドーテーソーヤングな歌詞も
ナイスですね!
歌とPVと本人のギャップありすぎ!
PREP – Who’s Got You Singing Again
チャンネル登録者まだ10万人弱。
登録者数は、
さらば青春の光と同じくらい。
音は思いっきり
「シング・ストリート」感ある
80’sシティ・ポップ。
歌は超あま〜〜い歌声で、
超舌っ足らず。
もとから高い声なのに、
ヒョロッヒョロの
ファルセットをかましちゃう。
オンチなの?っていう
ギリギリのバランス(臨界点)。
PVに出てるのは、
かわいらしい韓国の若者。
カラオケの映像っぽい(失礼!)。
ヴォーカルはアジア系イギリス人の
めっちゃ若い子かな?
と思ったら、アー写見てビックリ。
めっちゃいかつい
イギリスのおっさんだった(マジか)。
https://www.arban-mag.com/article/32289
※リンク先の右から2番目
すべてが終わった後の世界に
92914 – Okinawa
チャンネル登録者数は6万人
登録者数は、
アンジャッシュの渡部氏と同じくらい。
これは、92914というグループ名の
『Okinawa』って曲。
まったく情報なくて。
英語で歌っているけど
韓国のデュオらしい。
なんでこのグループ名なのか
なんで沖縄なのかもまったく不明。
でも、この曲はすごく気持ちいい。
このコロナ禍が収まって
迎えた夏に、アガる曲じゃなくて
こういう曲が聴きたい。
僕はずっと海の側で育ったから
海っていうのは、学校サボって行ったり
やることなくて、焼きに行ったり
誰もいなくて、静かで
何ももたない人間にも
優しい場所だった。
顔も見たことない
このコリアンはたぶんそのことが
わかっていると思う(断言)
YotuTubeのAIは
僕の好みというのを
完全に把握してて
ボンクラ味のあるシンガーによる
80’s〜90’sベースの
ローファイな曲を探しては、
ゴリゴリ、オススメしてくる。
そして
アジア系のUMIや、Monsuneだったり。
RREPも山下達郎や細野晴臣を
リスペクトしてたり。
謎のコリアンが
沖縄の静かな海を描いたり。
YouTubeが世界の音楽シーンの
点と点をつないで
アジアのスパイスが入ったポップス
という新しい楽しみ方を教えてくれる。
そしてそれが
めっちゃ仕事のじゃまになるという……。