夕立のアンティオキア ―パイサの生き方―#16

明るく元気なインダストリアルデザイナー ミチェル・カルバハル(2話)

この記事は約4分で読めます by ユースケ“丹波”ササジマ

オフィス303の元社員、ユースケ“丹波”ササジマがコロンビアの女性にインタビューしていく連載企画。#16では、引き続きミチェル・カルバハルさんとおしゃべりしています。今回は仕事について話を伺いました。

ゆーすけたんばささじま
ユースケ“丹波”ササジマ

株式会社オフィス303の元社員。黒豆で有名な兵庫県丹波篠山市出身。2017年に日本を飛び出して1年ほどラテンアメリカ諸国を行脚する。現在はライターやフリー翻訳者として働きながら超低空飛行で生き延びる。

    販売スペースのデザイナー

    ちなみに、今何歳だっけ?

    笹島

    28歳だよ。

    ミチェル

    俺とけっこう近いんだね。お仕事ってデザイナーだよね。

    笹島

    そうだね、デザイナーっていってもインダストリアルデザインのデザイナーであって、よくイメージされがちな服とか本のそれではないけど。

    ミチェル

    具体的にはどういうことをするの?

    笹島

    わたしがやってるのは、販売スペースのデザインだね。ショッピングモールとかいったらお店がいろいろ入ってるじゃない? そういう店舗の空間をデザインするの。ショーケースをどう見せるかとか照明をどんなものにするかとか、マネキンにどんな服を着せるとかいろいろ。

    ミチェル

    なるほどね。売り場をデザインしてるんだ。それは個人で働いてるの?

    笹島

    いや、会社のデザイナーとしてやってるよ。いまは、水着メーカーの「Speedo」ってところで働いてる。

    ミチェル

    ※イギリスの水着メーカー。2008年ごろに世界記録を量産した競泳用水着「レーザー・レーサー」で知られる。

    そうなんだ。デザインするのは同じ店舗なのかな。

    笹島

    いろんな店舗のデザインを担当してるよ。コロンビア全国で44店舗あって、ほかの都市の店舗をデザインするときもあるね。

    ミチェル

    じゃあ出張でよくほかの街に行ったりするの?

    笹島

    いや、1回だけボゴタに行ったぐらいだね。ほかの都市の店舗をデザインするときは、各店舗の従業員の子に写真を通して指示を出して調整してる。

    ミチェル

    なるほどね、それなら毎度足を運ぶこともないもんね。勤務時間てどうなってんの?

    笹島

    朝7時出社で、1時間のお昼休みがあって、夕方の5時30分に退社って感じ。

    ミチェル

    じゃあ家出るの6時とかそれくらいなの? けっこう早いね。車で出社してるの?

    笹島

    そう。だからピコ・イ・プラカにあたったときは、朝4時30分くらいに出るね。

    ミチェル

    ※コロンビアで実施されている車両規制。以前のインタビューでも紹介したが、車のナンバーの末尾の数字によって、通勤時間帯で使用できる車両が曜日ごとに規制される。

    電車とかバスとか使わないの? だってピコ・イ・プラカって混雑緩和のほかに排気ガスを減らすっていう目的もあるでしょ?

    笹島

    そうなんだけど、残念ながら私みたいにピコ・イ・プラカのときでも車を使う人は多いよ。駅とかバス停が職場から遠かったらやっぱり車使っちゃうのよね。

    ミチェル

    そうなんだ・・・この規制、あんま機能してないのかな・・・(笑)

    笹島

    もちろん車使わない人もいるけどね・・・。

    ミチェル
    ノーヘルのバイカー
    ミチェルがくらす地区。コロンビアでもヘルメットをかぶらずにバイクに乗ると罰金をうけるが、ノーヘルのバイカーはまだまだ多い。

    長期休暇はビーチで息抜き

    ちなみに、この仕事を初めてどれくらいなの?

    笹島

    2年くらいかな。

    ミチェル

    今の仕事を始めるまではなにか他の仕事してた?

    笹島

    いや、大学行って卒業して今の仕事って感じ。

    ミチェル

    ちなみに大学ってどこなの?

    笹島

    UPBだね。最初UPB受けて落ちて、次のセメスターで受かって入学したんだよね。で、大学で勉強してる間に1年半くらい英語学校で英語も勉強したよ。大学卒業するために絶対パスしないと行けない英語の試験があるのよ。わりと難しい試験が。それの対策で。

    ミチェル

    ※メデジンにある私立大学。

    その試験に受からなかったらどうなるの?

    笹島

    受かるまで卒業できないね。公立の大学は知らないけど私立の大学は全部そのテストあると思うよ。

    ミチェル

    そうなんだ。だからかなのか、こっちの大学生はみんなわりと英語流暢だよね。

    笹島

    そのテスト受かるの結構たいへんだからね。

    ミチェル

    なるほどね。ごめん、仕事の話に戻るけど、長い休みってあるの?日本なら一般的には夏に1週間、冬に1週間くらいあるんだけど。

    笹島

    こっちは一般的には12月に長期休みがあるけど、私の場合は9月なの。期間は15日くらいかな。

    ミチェル

    いいねー、どっか遊びにいったりするの?

    笹島

    そうね、彼氏と休みがあえばとにかくビーチに行くね(笑) だから海沿いのカルタヘナとかサンタ・マルタとか。次はメキシコのカンクンに行こうかなと。前は、友達とドミニカ共和国に行ったよ。

    ミチェル

    ※どちらもカリブ海沿いに位置する都市。カルタヘナには世界遺産もあり観光地としてよく知られており、海外からの旅行者も多い。

    ドミニカ共和国ってあんまり知らなかったんだけど、アメリカとかヨーロッパからの観光客けっこう多いらしいね。

    笹島

    私が行ったときはスペイン人とかイタリア人とか、ブラジル人とかいたね。すごい海キレイだし安全だし、レストランとかも整ってるしすごいよかったよ。ユースケも休みあったら行ってみなよ。

    ミチェル

    行きたいけど休めないのよ・・・。今回はこのへんにして、次回はオフの過ごし方とかを聞こうかな。

    笹島
    左を向くミチェルさん

    #17 明るく元気なインダストリアルデザイナー ミチェル・カルバハル(3話)

    CREDIT

    クレジット

    撮影・聞き手・執筆
    株式会社オフィス303の元社員。黒豆で有名な兵庫県丹波篠山市出身。2017年に日本を飛び出して1年ほどラテンアメリカ諸国を行脚する。現在はライターやフリー翻訳者として働きながら超低空飛行で生き延びる。