料理嫌いがハマった中学生女子のお弁当作り

お弁当に試行錯誤中

この記事は約3分で読めます by 宗我部香

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料理嫌いがハマった中学生女子のお弁当作り

あれ?もしかして料理って楽しいの?

私立女子中に通う長女のお弁当生活も早3ヵ月が経ちました。今のところ、大忙しな時以外はまじめに作れているのかなと思います。ただし内心は、「早く学食が再開すればいいのに」などと楽をすることを考え始めているぐうたら母さんです。

人間ラクな方に流されるのは簡単ですから、気合いを入れ直します。今学食と申しましたが、長女の学校では学食のことを「カフェテリア」といいます。さして珍しくもない名称ではありますが、さすが女子校っぽいなと感じます。

さて、本題のお弁当です。手を替え、品を替え作り続けているお弁当の成果(一部)はこちらです。

まずまずといったところでしょうか。見た目は似たりよったりな気もしなくもないですね。

前回も書きましたが、市販品のお惣菜や冷凍食品は使わないようにして、出汁もその都度とるようにしています。中華出汁やコンソメは顆粒を使うこともあるので完璧ではないですが、お弁当見習い生なので、まずは「作る」ことをがんばろうと思っているところです。

「なぜお弁当箱が曲げわっぱなのか」と問われたら、見た目がかわいいので好きなのと、ちょっとオシャレっぽく見えるからです。それなのに「ちっともおしゃれに見えないなあ」と悩んでいたら、「ランチクロスにきちんとアイロンをかけた方がよい」「手前が暗くなるのが気になるからレフ板を使った方がよい」などと同僚に言われ、さすがみんな編集者だなと感じました。

朝7時30分頃の自然光で撮らなければならないというしばりがあるのと、iPhone8というちょっぴり古い機種であることも鑑みていただけないだろうか、というエクスキューズは必要ないですね。もうちょっと頑張りたいと思います。

曲げわっぱのお弁当箱の欠点といえば「カビが生えやすい」ことです。一度長女がお弁当箱を出し忘れ、私もすっかり忘れていた週末にカビが生えてしまい、買い直しをしたことがあります。まだ2ヵ月しかた使っていなかったのに……モッタイナイ。そのため、長女と「お弁当箱だけは帰ってきたら洗う、そして拭いておくことを約束しました。

手を替え、品を替えてはいるものの、私の中での工夫ですからまだまだひよっこ。インスタで「#おべんとう」なんて検索しようものならば、季節感あふれるお弁当、キャラ弁、カラフルで“映える”ものがキラキラして、スマホの画面が突然まぶしく感じてしまいます。

私なりの工夫としてチャレンジしてみたのが「おにぎらず」。今さらおにぎらずかと自分で突っ込みつつ、おにぎらずって、“おにぎりみたいににぎらないから簡単”というものかと思っていたら、コツを知らないと難しいのですね。おにぎりの方がかんたんな気がします。

メリットは、これまでおにぎりの中に入れることが難しかった具材を入れることができる、という点なのだろうなと作ってみて思いました。2度作ったのですが、どちらもいびつなおにぎらずになってしまいました。具材は焼き肉&レタスと、スパムと卵とレタスです。工夫しだいで栄養満点になりそうなので、色々な具材を試して、かつきれいに作れるようリベンジしたいと思います。

もうひとつ、寒くなってきたので導入してみたのがこちら、「スープジャー」。

寒い日にはあったかいスープがあると、長女もうれしいみたい。これまでスープジャーに入れて持たせてみたのは、クラムチャウダー、ミネストローネ、カレー、豚汁です。他にもけんちん汁+うどんにしたり、あんかけ+中華麺など、麺との相性がよいことが想像できるので、このあたりを開拓してみようと思います。スープジャーだけのレシピ本が出ていたような気がするので、試しに図書館にでも行って借りてこようかな。

お弁当も作り続けてみると奥が深い。どんなことも突き詰めると奥行き知らずなのかもしれません。お弁当作りが終わる(予定)の5年後、どこまで奥行かせることができているのでしょうか。

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私立中学受験とお弁当のはなし

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執筆・編集・撮影
最近は303BOOKSの動画を担当していることが多い一応編集者。私立中学に通う長女に作るお弁当をインスタにアップすることを日課としている。中学2年生と小学5年生の女の子の母。故郷・高知を世界の中心と思っている。