勝手に「303手芸同好会(仮)」発足

~キャンプ道具と防災と手芸の関係(というと大げさなのですが)~

この記事は約8分で読めます by 窪田 泰子

303手芸同好会発足?

くぼたです。

趣味はキャンプとハイキングと編み物です。

縫いの方は、必要が出たらする程度です。コロナウイルス流行の当初はマスクが手に入らず、残り少ないマスクを温存するために、自分のマスクは使い古しの手ぬぐいなど使って縫いました。それで久しぶりに自宅の裁縫箱を見直す機会になりました。

そんなこともあり今度は手芸系の話題はどうかと思い、「303手芸同好会」を名乗ってもよいものでしょうか、という感じのメッセージを、下書きと共に社長におくりました。

「いい感じだね!」という返事をもらいましたが、前回のキャンプ記事と同時だったこともあり、「303手芸同好会」発足のことについてはよくわからなかったので、このまま行こう、って思いました。今は、会員は私だけです。

最初の活動として、とりあえず、最低限裁縫セットを、飴を入れていた缶にいれ、会社にデスクの引き出しに入れました。

会社のどこかにあるのかもしれませんが、実は今まで思い浮かびませんでした。

針と糸のみです。糸の色は白と黒だけ。ハサミは、会社に何かしらありますので省きました。くぼたデスクの引き出しを開けたら入っていますので、必要な方は、ご自由にお使いください。

くぼたデスクより、薬箱コーナーに置いた方が、思い出しやすいでしょうか。あらためて社内メッセージで流しますね。(これは社内連絡ですね?)

キャンプ道具と防災と手芸の関係

私が思う、山ではヘッドライトを持った方がいいいと思う理由

私はキャンプでは、夜の行動用と、テント内や、ハンモックでタープの下での照明としてのランタン目的を、ヘッドライトで兼用しています。

私の使っている機種は、単四電池3本で、つけっぱなしでも一晩はもちます。機種にもよりますが、登山用のヘッドライトは、だいたいそれぐらいはもつと思います。

予備として救急セットに、ボタン電池の小さなヘッドライトを入れています。

小さくて、ほんとに点くの?って思ってしまうんですけど、これがあれば、メインのヘッドライトに何かトラブルがあっても、ナビゲーションと落ち着いた心があれば歩けますのでね。

キャンプだけでなく、東京では身近な高尾山のような日帰りハイキングでも、ヘッドライトは持ちます。「ハイキングの持ち物」と検索すると、たいてい「ヘッドライト」が入っています。

「日帰りでも何が起こるかわからないから夜道は危険」という感じの解説がさらっと載っていることがおおいのですが、どうせ明るいうちに下るし、まあいいか、携帯の非常ライトもあるしね!となる場面も、ありそうですよね。

「山ではヘッドライトを持った方が良い理由」って、そんな当たり前のこと今さら?って、本当の山の人には怒られそうですけど、実際高尾山に登る人の何割が、ライトを持っているでしょうか。

その、「何が起こるかわからない」の「何」って、具体的には、どんな感じなんでしょうね。

例えば、たまたま陣馬・城山方面から下ってきて、いつもなら混雑の山頂広場を避けて巻き道で下ってしまうのに、たまたま山頂広場にあがった時(山頂広場にあがると、自販機やお手洗いがあるんです)もうすぐ夕暮れなのに人々が帰る気配がないな、と思ったら、ダイヤモンド富士が日の入りで見ることができることを知ってしまった時。

時間が許せば、やっぱり見たいでしょう、そんな時ちゃんとヘッドライトを持っていたら、日没を気にせず、フリーズドライのぜんざいなど持っていたら温まりながら待ち、高尾山の山頂広場から見える富士山の頂上付近に沈む日の入りを眺め終われば、混雑するケーブルカー(ダイヤモンド富士の時期だけ、いつもより時間を延長して運転していました)は避けてゆっくり歩いて下る、ということができます。

クリスマス前後の数日間、高尾山頂広場付近で、晴れていれば、ダイヤモンド富士を見ることができるんです。それを目当てに沢山の人があつまるんです。

沈む夕日が、ちょうど高尾山から見える富士山の頂上付近に落ちていく瞬間、富士山の頂上から光が上に向かって放たれるようになるんです。

私のスマートホンのカメラと私の腕ではこんな写真ですが、まわりのかっこいいカメラの人たちは、もっと素敵な写真を撮っていました。

(ギャラリーとカメラマンで、今だと間違いなく「密」状態ですね(汗))。

または、ムササビなど夜の動物を観察するサークルの方などと遭遇して、お話を聞かせてもらえるなら、聞きたいでしょう。

あるいは、通りすがりのハイカーに、この先の茶屋まで頑張れば、季節限定の天ぷらが頂けるんだよ!と教えてもらったりすれば、ちょっと足を延ばす勇気を、ヘッドライトがくれるんですね。

そんな素敵な出会いを、ヘッドライトがないことであきらめなければいけないのはもったいないですもんね。

・・・。

とりあえず、その出会いがときめきをくれたり新しい世界が開かれるきっかけになったとしても、何が原因でも夜の山道が暗くて危ないのは確かです。

高尾山のような道がしっかりしている山でも、ところどころ岩の道、片側が急斜面で細い道もあるし、道に見えて道ではない、道だけど雑草などで道の入り口が見えないという箇所があります。

去年の台風被害で、びっくりするぐらいすっかり風貌が変わった場所もありますから、以前の景色しか知らず暗い状態でそこを通って、こんなはずじゃない、道を間違えたのかと、かえって混乱する可能性もあると思うんです。

月明りでヘッドライトより明るいほどの時もあれば、行く先が息をのむほど真っ暗で、歩いたことがあるはずの道なのに、まるで異次元へ飛び込む気持ちになる時もあります。

やはりヘッドライトまたは、最低スマートホンの非常ライトとは別に、灯りを持ちたいと思っています。

防災道具としてのヘッドライト

そんなこと言いながら最近はぜんぜん出かけていないので、スイッチを入れてみると点灯せず、充電すると、つきました。みておいて、よかった。

自宅での防災用品の代表的なものとして、懐中電灯があります。

懐中電灯は下駄箱に放置して全然点検していないことを思い出しましたが、よく考えてみたら、私としては日常的に気にするこのヘッドライトは、防災にも、役にたちますね。

小さくて軽くて頭に巻くので両手があくし、下駄箱にほとんど放置の懐中電灯よりよほど日常的に手元にあることに・・・。

気付くのが、だいぶ遅かったですね(脂汗)。そして下駄箱の懐中電灯もちゃんと思い出すように、場所など工夫しなければなりません。

救急セットの針と糸もそう。やはり最低限の針と糸が入っていますが、例えばキャンプで、タープの端のループがほころんだら縫うなどは思い出すかもしれませんが、普段の生活で針と糸を持っているか思い出すかは、思い出せない可能性の方が大きいです。

まずは家に帰れば裁縫箱があり、街中なら自分の持ち物より先に、お店やコンビニの方が先に思い浮かぶかもしれません。

普段の生活は便利で、甘えているんですね。それはとても幸せなことですが、幸せと言う事も忘れているので、思い出すことも、大事だと思いました。

やっとここで、ちょっとだけ手芸が登場

裁縫箱が手元にあったこともあり、ヘッドライトを入れている袋の内側に、前からやろうとおもっていた、電池ポケットを、裁縫箱に入っていた切れ端を使ってつけてみました。

この白い袋は、なにか別のものを買ったときについていた袋がちょうどよいと、ヘッドライト用にしました。

ヘッドライトを入れる袋は、白で、薄手がよかったので、この袋がなかったら、やっぱり縫わなければと思っていました。

薄手の白には、理由があります。

行動の時のヘッドライトは、見たい方向を集中して照らしてくれますが、ハンモックでタープの下にいるときやテントの中では、まぶしいところと暗いところの差があって、過ごしにくいんです。

人によっては、別にランタンを持つ人もいますが、私はそこまではせずヘッドライトで済ませます。

そんなとき、この薄手の白い袋をかぶせると、分散した柔らかい光になって、過ごしやすくなるんです。

ヘッドライトだけだと一方向だけ照らして、灯りがないよりはましですが、場所によっては暗いところとまぶしいところの差があります。

袋をかぶせると、思いっきり明るいわけではないのですが、まぶしくなく、まわりに柔らかく光が分散して過ごしやすくなります。

縫いつけた電池収納ポケットは電池を入れておくためですが、予備電池ではなく、使うまでヘッドライトから電池を抜いておくためです。

ぎゅうぎゅうの荷物のなかでスイッチがおされて荷物の中で点灯していて電池がなくなり、肝心な時にライトがつかずいきなり予備電池を出す(泣)という失敗は繰り返してはならず、本体から電池を一本出して袋に入れて、本体とセットにしていましたが、収納ポケットをつけたことで、袋の中で電池がおどって、袋からポロリと落ちてしまうことがなくなりそうです。

そんな、自分のためだけの地味な自己満足な工夫をして、私はひとり、ニヤニヤしているかもしれません。

このヘッドライトも数年前に買ったものなので、もしかしたら今どきは、そんなことも心配しなくていいモデルがあるかもしれません。

もっというと、ぎゅうぎゅうのところに押し込まず、いつでも出せるザックの一番上のポケットに入れておけば済むことでした。雨の中で電池蓋を開けるのは、壊れそうで危険ですもんね。

出掛けるときはちゃんと電池をセットするとして、普段家にあるときは、本体とセットにしておく為の袋にします。

少し小さくて単四電池二本のライトも最近買ったのですが、初めて買って使い慣れた冒頭のヘッドライトを、つい持ってしまいます。

防災×キャンプネタのおまけ

▶ヘッドライトまたは一方向しか照らさない懐中電灯のランタン化の方法として、スーパーの白い袋をかぶせる、というのは、結構定番みたいです。


▶キャンプ用の食べ物が、結構備蓄食料になっていました

  • 好きで箱買いしていた「うまかっちゃん」
  • 一合や半合パックの無洗米
  • 水でももどせるフリーズドライ米

▶キャンプ用の燃料としてのアルコールは、万一消毒にも使えるように多少割高でもエタノールにしていましたが、まさか、コロナウイルス流行で、安心の在庫になるとは思いませんでした。

・・・。

これを書いているときに、ふと思ったんです。

キャンプやハイキングでヘッドライトを使うことに慣れていても、自宅でヘッドライトを使うことを思いつかなかったかもしれないことにも、気付いたのでした。

結局、手芸の話は、ちょっとでしたね(汗)。

あくまでも個人の経験からくる主観ですが、最後までお読み頂き、本当にありがとうございました。

CREDIT

クレジット

執筆・編集・撮影
趣味はキャンプとハイキングと編み物です。こんな時期(コロナウイルス流行)でなければ、結構な頻度で高尾山〜陣馬の間をぶらぶら、または、中央線近辺の電車で行けるキャンプ場でハンモックでゆらゆらしています。よろしくおねがいします。