アルバイトのくぼたと申します。

年齢はたぶん、会社の中では上位2か3ぐらいに入るとおもいます。会社では、事務を担当しています。社員からも記事を絶賛募集中と知り、思い切ってエントリーしました。

コロナウイルス流行の影響で、303 BOOKSは3月の終わりにはリモートワーク体制に入っていました。

世の中は大変なことになっていますが、よいことをがんばって探すとすれば、忙しい編集者たちが体調の悪いところを無理して出社せず家で仕事する、ということが今まで以上に行いやすくなるのは、いいことだと思いました。私もできる仕事から、ぼちぼち家でやっています。

趣味は、キャンプとハイキングで、この一年ほど、何十年かぶりに編み物にはまっています。仕事と用事以外はだいたい編み物をしています。

キャンプでは、電車やバスの待ち時間、テントのなかやハンモックでゆらゆらしながらやっぱり編み物して、寝落ちの昼寝、インスタントラーメンをたべて、夜も寝る、という感じです。

今は山も自粛、キャンプ場も閉まっていますが、キャンプごっこは家でも、編み物はどこでもできますしね。

去年の年末ごろ、キャンプ友達の知り合いのイラストレーターさんの個展に行く、ということがありました。その方のイラストの絵本を見て、その主人公のネコを編んでみたくなったんです。

その日の夜のうちに、余った毛糸の袋をひっくり返して作り、個展の開催中にと持って行ったところ、すごく喜んでもらったんです（押しかけに無理やり喜ぶしかなかったのかも）。

それで、ちょっと、調子に乗ってしまって、、、

（あたし、あみぐるみ、ちょっと、上手いかも？）

って、思ってしまったんです。

編み物はできるだけ実用的なものを編んでいて、今は靴下編みに熱中しています。キャラクターなどを編み物で形にする「あみぐるみ」は見ているだけで手を出さず、展示や販売会などの機会があれば、それに癒されていました。

303 BOOKSは「ダジャレーヌちゃん世界のたび」を出版していましたので、ダジャレーヌちゃんも、あみぐるみ、つくれないかな、とふと思ってしまったのでした。

・・・いろいろやってみて、結果は、挫折でした。

人の形って、むずかしい・・・。ダジャレーヌちゃんの特徴的な髪が、どうしても、私の手では、再現できませんでした。

だいぶ早い段階での挫折でした。

一人で勝手にもりあがって、誰に求められているわけでもないのに、勝手に力不足だなあと落ち込んでいた時、目に入った、ダジャレーヌちゃんのトランクの「トラさん」。

形は四角だし、目は丸だし、これならできそう、、、
エコタワシなら、作ってしまえば、洗い物などで消費できるし、、、

と思ってやってみました。

・・・実に絶妙に微妙な感じになりました。

ものまねしてみたけど、やってみたら、失敗とまではいえないけど、すごく素晴らしいわけでもなく、微妙・・・な感じがして、中途半端にはずかしかった・・・みたいな気持ちでした。ありあわせの糸で作ったので、色も厳しかったかもしれないけど。

それでも、やっぱりチャレンジしたあみぐるみを、誰かに見てもらいたくなってしまいました。記念すべき一作目は、リモートワーク中の、ダジャレーヌちゃんの担当者のご自宅におくりつけ（？）二作目は私の手元にあります。あみぐるみを頑張った思い出に、しばらく自分の机のホコリ払いにしようかな、と思います。

当分あみぐるみはやらないと思いますが、編み物好きとしては、303 BOOKSと「ダジャレーヌちゃん世界のたび」が有名になって、手芸界でもブレークして、あみぐるみ、ぬいぐるみ、ニードルフェルト、その他いろんなかたちで、いろんな人が興味を持ってくれたらうれしいなと思っているところです。

お読み頂き、本当にありがとうございました。

【参考】トラさんに使ったもの

●かぎばり（今回は7/0号を使用）

●毛糸
アクリル毛糸（並太程度）本体用に茶色と黒
細めの毛糸（白、黒、ピンク等）

●道具
ハサミ
毛糸針（顔のパーツを縫い付けたり、糸始末をするため）