ニュー・サブスク・パラダイス

エモーショナルな音楽映画

この記事は約4分で読めます by 上薗紀耀介

こんにちは、編集アシスタントの上薗です。音楽映画といえば『ボヘミアン・ラプソディ』や『セッション』『スクール・オブ・ロック』など数々の話題作・名作がありますが…あまり知られていないであろうエモーショナル(?)な作品を紹介したいと思います。

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奇才ウェス・アンダーソンの映画世界

EDEN/エデン

2015年公開
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ダフト・パンクの誕生が盛り込まれたフランス映画。大学生のポールが親友と一緒にDJとして活動を始め、いちどは成功するも、しだいに最先端のクラブシーンから音楽性がずれて挫折し、ドラッグと酒に溺れていく話です。

なんとなく自分と重なる部分もあり(DJとして成功はしていないし、ドラッグと酒にも溺れてはいないけど)、「若いっていいわね」「もう34歳だ!」のセリフは刺さるものがあります…笑。この映画、ストーリーはエモいのですが、サウンドトラックが素晴らしい!

ダフト・パンクの名曲「One More Time」はもちろんLiquidの「Sweet Harmony」やFrankie Knucklesの「The Whistle song」など時代を彩った名曲が数多く登場します。

シング・ストリート 未来へのうた

2016年公開
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アイルランドの音楽映画です。男子高校生が一目惚れした女の子の気をひこうとバンドを結成し、ミュージックビデオのモデルになってもらうという最初からエモさ全開…。

80年代のファッションや音楽など空気感が心地よい映画です。ザ・キュアーやデュランデュランなどの名曲が映画を盛り上げてくれます。そして主人公の兄貴が最高…こんなお兄ちゃん欲しかった…!

Yesterday/イエスタデイ

2019年公開
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去年公開されたイギリス映画のイエスタデイ。売れないシンガー・ソングライターとして活動するジャックが世界規模の停電中に事故に遭い、目覚めると誰もビートルズとその楽曲を知らなかった…という話しです。

製作陣のビートルズ愛をひしひしと感じられる映画です。作中でもビートルズの曲がめちゃくちゃかかる…それだけでも楽しいです。

また、エド・シーランがエド・シーラン役で登場(すごい良いやつ役)。半分エド・シーランのプロモーション映画かな…とも思いました。

パイレーツ・ロック

2009年公開
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60年代のポピュラーミュージックが制限されていた時代に、海上の船からロック音楽を流し続けていたラジオ局の実話を元にしたイギリス・ドイツ映画です。下ネタ満載なのでひとりで観ることをおすすめします…笑。

政府への痛快な抵抗や、作中に登場するザ・フーやザ・ビーチ・ボーイズ、デヴィッド・ボウイなどの楽曲が観ていて楽しくなります(この作品に影響されてビーチボーイズのレコード買いました)。コメディ映画なので内容も重くなく(?)気軽に観れると思います。

フロッグ・リバー

2001年公開。

美大生役の加瀬亮がエモい…。まさかの尾野真千子も出演。舞台も武蔵美…武蔵美出身としては知っている校舎や国分寺のレコード屋(珍屋)が舞台になっているのはなんともいえない感情です。

加瀬亮が視デのTシャツを脱ぎながらロータリーミキサーを使ってヴァイナルでハウスDJするシーンが一番好きです。監督のANIKIさんは武蔵美の視デ出身なんですね…。残念ながらこの映画はサブスクで配信されていません(レンタルかDVD購入のみです)。予告編も公式動画はありませんでした…。

学生時代にDVDを買って観たのですが、友達に貸したまま返ってきていないので、もしこれを見たら返してください!笑

以上、サブスクで観ることができるエモい音楽映画でした。まとめてみるとイギリスやヨーロッパ圏の映画が好きなのかな…という気がします。

3月にも2週間ほどヨーロッパへ旅行しましたが、曇ってどんよりした天気、肌寒さ、肉とポテトとパンとビールがメインの雑な料理は南国の太陽よりも自分に合っているのかな…と思いました。

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ヒロキ・ノダ(オールドタイプ)

CREDIT

クレジット

執筆・編集
長崎生まれ。東京育ち。趣味にお金をかけるため埼玉在住。編集アシスタント、デザイナー、予備校講師、不動産仲介などさまざまな仕事をしているため「本業はなに?」とよく聞かれるが、特に本業はない。
イラスト
1994年、福岡県生まれ。漫画家、イラストレーター。第71回ちばてつや賞にて「死に神」が入選。漫画雑誌『すいかとかのたね』の作家メンバー。散歩と自転車がちょっと好きで、東京から福岡まで歩いたことがある。時代劇漫画雑誌『コミック乱』にて「神田ごくら町職人ばなし」を不定期掲載中。