303 BOOKSのリモートワーク・ミュージック
朝から夜まで気分に合わせて
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こんにちは、三守です! 今回は僕の好きなカントリー・ミュージックについて、誕生した年代から順に紹介したいと思います。カントリー・ミュージックとはなんぞや?という人は、スタジオジブリの映画『耳をすませば』で有名な曲『カントリーロード』を思い出してください。大体そんなイメージで合ってます!(笑)
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カントリー・ミュージックとは
アコースティックギターやフィドル(バイオリン)、バンジョーなどの楽器を使った、アメリカ南部地方発祥の音楽ジャンルのこと。故郷や恋人を想った歌が多いのが特徴で、ときには社会風刺や犯罪をテーマにした過激なことも歌う。
カントリーの父(1940年代~)
Hank Williams – Hey Good Lookin’
まず紹介したいのは「キング・オブ・カントリー」こと、カントリーの父親的な存在であるHank Williams(ハンク・ウィリアムズ)です。ハンク・ウィリアムズが登場した1940年代頃から、アメリカ南部で生まれた音楽は「カントリーミュージック」と呼ばれるようになりました。
上記の曲はゴキゲンなリズムに陽気な歌声で、一日の始まりにぴったりです。ハンクの歌は自分が歳を取れば取るほどその深みにはまっていけるような気がします。
ロック・ミーツ・カントリー(1960年代~)
The Byrds – You’re Still On My Mind
ハンク・ウィリアムズがデビューして以来、カントリーはアコースティックギターを使った弾き語りスタイルが一般的でしたが、1960年代の終わり頃、The Byrds(ザ・バーズ)というロックバンドがロックとカントリーを融合しようと試みます。そうして発表されたのが、上記の曲を含む『Sweetheart of the Rodeo』(邦題:ロデオの恋人)というアルバムです。
このアルバムは昼下がりのちょっと眠いときに聴くと幸せな気持ちになり、最高の昼寝ができます。気張らずにゆったり聴けるところがズバリ、カントリーの良いところです!
カントリーからカントリーロックへ(1970年代~)
Jackson Browne – Take it easy
Jackson Browne(ジャクソン・ブラウン)は1970年代に活躍した、アメリカ西海岸を代表するシンガーソングライターです。この曲はジャクソン・ブラウンとアメリカを代表するロックバンド、Eagles(イーグルス)のメンバーであるGlenn Frey(グレン・フライ)による共作となっています。1972年にイーグルスのデビュー曲として発表され、カントリーを見事にロックサウンドへと昇華させたとして後のアメリカの音楽シーンに大きな影響を与えました。URLの曲はジャクソン・ブラウンがセルフカバーしているバージョンです。
この曲は爽やかで疾走感のあるギターサウンドが特徴で、イントロを聴いただけでアメリカの広大な大地が思い浮かびます。僕の大好きな曲のひとつで、「Take it easy,気楽に行こうぜ」という歌詞フレーズに何度も元気をもらっています。
受け継がれるカントリーの魂(1980年代~)
Dwight Yoakam – Pocket of a Clown
Dwight Yoakam(ドワイト・ヨーカム)は1986年にデビューした、古き良きカントリー・ミュージックの魂を受け継ぐシンガーです。この頃からサウンドが現代的になってきますので、聴きやすいと感じる人が多いかと思います。
上記の曲は従来のカントリーっぽさを残しつつも古臭くなりすぎない、おしゃれな曲に仕上げているところが素敵なポイントだと思います。昔と今、どっちかの音楽しか聴かないという人におすすめしたいアーティストです!
ポップスとなったカントリー(2000年代~)
Taylor Swift – You Belong With Me
世界の歌姫、Taylor Swift(テイラースウィフト)! 驚いた人もいるかもしれませんが、実は彼女はカントリーミュージシャンとしてデビューしています。こうして、2000年代以降もカントリーは耳に馴染みやすいポップスへと形を変えて多くのリスナーに届けられています。
カントリーチックなサウンドをバックに聴く、彼女のキュートな歌声に恋をしたのは僕だけではないはず(笑) 彼女の音楽はあくまでポップスとしてパッケージされているのでとても聴きやすく、初期のアルバムである『Taylor Swift』『Fearless』の2枚はカントリー入門としておすすめです。
番外編:ビートルズで聴くカントリー・ミュージック
番外編ということで、世界的なロックバンドとして知られるThe Beatles(ザ・ビートルズ)がカヴァーしているカントリーソングを紹介します。
The Beatles – Act Naturally
この曲は元々、Buck Owens(バック・オーウェンズ)というカントリーシンガーによって歌われていました。それをビートルズのドラマーであるRingo Starr(リンゴ・スター)がボーカルをとってカヴァーし、『Help!』というアルバムに収録しています。
陽気な曲調で楽しい気持ちになりますが、実は寂しい男が孤独な自分に対して皮肉を言う、といった悲しい内容の歌になっています。このようにサウンドと歌の内容がミスマッチなところが、いかにもカントリーらしいなと思います。
以上、カントリー・ミュージックについて、はじまりから最近のものまで年代順に紹介させてもらいました。ぜひ、みなさんも好きな音楽があったらそのルーツについて探ってみてください。より一層好きになっちゃうと思いますよ!