書店クエスト

小さな声ですが

この記事は約2分で読めます by 加藤千有幾

303BOOKS 営業の加藤です!

今回は真面目に書いていきたいと思います。今まで不真面目だったわけではないですからね!

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47歳の新米営業

かとうかずあき
加藤千有幾

愛知県三河地方出身。ホームセンターから出版業界へ。様々なジャンルの営業を経験し303 BOOKSへ。何よりも書店に入った時の「本の香り」が好き。

    現在、東京ではコロナウイルス対策として外出自粛要請が出てます。303 BOOKSも3月末からテレワークに移行しています。書店訪問もしなくなりました。そんな中、メディアで様々な業種の現状を伝えられているのに書店様の状況は伝えられていないことに気が付き、少しでも世間に状況を伝えられたらと思いました。

    テレワークに移行する少し前に書店へ訪問出来た時には、来客数の減少やイベント延期といった話は伺っていました。その後、外出自粛要請が出てからの現状をお電話やメールで伺えたので、紹介していきたいと思います。

    3/27(金)までは結構な客足と売上でしたが、外出自粛要請後の土日は本当にお客様が居ませんでした。かなり売上も悪かったですね。この時期は例年新刊が多い時期ですが、今年はかなり新刊が少ないです。出版社へ電話をしてもテレワークで繋がらないところが多くなりましたね。もう土日を休みにした方が良いぐらいの状況です。

    3/28(土)からお客様の来店がかなり減ってきて、町自体にも人が居ない状況が続いています。出版社の方も、よっぽどの用事がないと来なくなり、新刊の発売延期も相次いでいます。そして、3つの「密」を避けるために全てのイベントを延期しました。毎日、開店しても良いものか悩んでいます。このままでは土日は臨時休業しなければいけないかもしれません。ですが、ありがたいことに少ないながらも、お客様が来てくだいますので、必要最低限の人員でお店を回しています。

    当店は、店の一部にイベントスペースがあり、作家さんのトークイベントや、おはなし会、読書会、講座などを開催してきましたが、ウイルス問題のため、3月~4月にかけて、そのようなイベントがほぼできなくなってしまったことは痛手です。今は、通常の書籍販売を換気、消毒に注意しつつ、ひっそりとやっておりますが、 近所の方と遠くから注文してくださる方への発送に支えられています。

    いずれも関東にある書店様の現状です。このお話を伺ってから、しばらくして緊急事態宣言が発出されました。出版業界でもテレワークや休業などの対策をしています。

    私の声は小さいと思いますが、書店様の声を少しでも世間に伝えたくて今回の記事を書きました。

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    クレジット

    執筆・編集
    愛知県三河地方出身。ホームセンターから出版業界へ。様々なジャンルの営業を経験し303 BOOKSへ。何よりも書店に入った時の「本の香り」が好き。
    イラスト
    1994年、福岡県生まれ。漫画家、イラストレーター。第71回ちばてつや賞にて「死に神」が入選。漫画雑誌『すいかとかのたね』の作家メンバー。散歩と自転車がちょっと好きで、東京から福岡まで歩いたことがある。時代劇漫画雑誌『コミック乱』にて「神田ごくら町職人ばなし」を不定期掲載中。