クラーク記念国際高等学校・横浜キャンパス特別授業
ひろたあきらさんの新作絵本企画を考えよう!

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2024年5月。303BOOKS代表の常松心平がクラーク記念国際高等学校・横浜キャンパスの選択授業の一貫で、書籍の企画書の書き方を教えました。

今回は、303BOOKSが賛助会員をつとめる次世代教育・産官学民連携機構がクラーク記念国際高等学校・横浜キャンパスに提供する出張授業として行われました。高校1〜3年生を対象に、9〜12月に「社会をより良くするアイデア」を考える選択授業として実施されます。高校生たちは、最終的に「アイデアで社会をより良くするコンテスト」(主催:公益財団法人日本広告制作協会)に応募することを目指します。

プレゼンテーション技術など、さまざまなことを学ぶ一環で、今回は企画書の書き方を学ぶことになりました。そこで、編集者である常松が書籍の企画書の書き方を教えることになったのです。しかし、企画書は、書籍のカテゴリや、ターゲット等ある程度制限をつけないと書きづらいもの。そこで、303BOOKSでは絵本『ぷり』を描いていただいた、吉本興業に所属する絵本作家のひろたあきらさんにご協力をいただきました。

絵本『ぷり』作・ひろたあきら https://303books.jp/puri/

ひろたさんは、高校生たちに企画書を依頼するメッセージ動画を贈ってくださいました。

当日は、まずは出版とはなにか? 書籍とはなにか? 編集者の役割は? 絵本の特徴は? について常松から講義。その後、お手本の企画書をみながら、タブレットを使って絵本の企画書を書いていきました。

もちろん、高校生は絵本の企画書を書くのは初めて。2コマで実施された同授業でしたが、1コマ目ではほとんどの高校生が戸惑い、提出を躊躇していました。ところが、2コマ目になり、何人かから企画書が提出されると、せきを切ったように、あれよあれよと多くの高校生から企画書が提出。時間の許す限り、常松から1つ1つの企画書を寸評しました。そこには、高校生ならではのユニークなアイデア、実際に採用できそうなリアルな企画がたくさん。高校生が持つ潜在能力には驚かされるばかりでした。

高校生が書いた企画書。雛形は303BOOKSから提供した。

すべての企画書は、実際にひろたあきらさんにお送りしました。この中からひろたさんが執筆し、303BOOKSから発行される絵本が現れるかもしれません。高校生たちのこれからの挑戦を303BOOKSも応援していきたいと思います。