『昭和ぐらしで令和を生きる』刊行記念 平山雄さん、石黒謙吾さん、大場雄一郎さん、那部亜弓さんトークショー
2024年4月29日、書泉グランデにて『昭和ぐらしで令和を生きる』刊行記念・平山雄さん、石黒謙吾さん、大場雄一郎さん、那部亜弓さんによるトークショーが開催されました。
『昭和ぐらしで令和を生きる』著者の平山雄さん、企画・プロデュース・編集を担当した石黒謙吾さんを中心に、本書で紹介させていただいた平山さんのご友人である大場雄一郎さん、那部亜弓さんをゲストにお招きし、それぞれの昭和に対する熱い思いを語りあいました。
石黒さんが進行役となり、昭和を好きになったきっかけから。那部さんは、子どもの頃から空き家の民家などの建物に興味があったと振り返りました。大学生の時、ニュースで廃墟の旅館が取り上げられてるのを見て「廃墟おもしろいな」と感じたそう。昭和独特の色彩の強いものや、怪しい感じがする建物に惹かれていったと語ってくれました。
大場雄一郎さんは、リキッドライト(1960年代に生まれた舞台用特殊照明)を当時の機材と、昔ながらの投影方法で、新しい表現を作り上げており、海外からも注目されています。元々は自身がやっていたロックバンドのためにリキッドライトを使用していたようで、その経緯を話されました。
本書の昭和ファッションコーナーでは、平山さんが”オシャレ”だと感じた友人13名を紹介。「ここまで徹底した昭和ファッションしている人たちを集めた本って過去にないと思うんですよね」と平山さん。そして、大場さんが当日着用していた”ポリシャツ”や、幾何学模様などの昭和の柄についてのお話に。
平山さんのご自宅について聞きたいことだらけの石黒さん。昭和でよく使われていた台所の給湯器の設置の大変さについてのお話に会場は興味津々!
一人ひとりの”好き”が集まった本書の中身を振り返っていき、「こういう界隈にいる人にとっては”狂ってる”って最高の誉め言葉ですよね」と平山さん。
好きなものをとことん突き詰めることは、人生を豊かにしてくれる。そんなことを感じさせてくれるトークショーでした!
27人の[部屋・モノ・ファッション]403カット