『日本映画監督協会』最年少の映像ディレクター・永田佳大

起業して2年で買収の誘い。敏腕監督、今後の展望とは

この記事は約6分で読めます by 遠山彩里

映画やドラマ、ウェブCMにミュージックビデオまで多岐に渡る作品を手掛け『日本映画監督協会』にも所属する、映像ディレクターの永田佳大さん。一言で映像ディレクターと言っても、実際にどのようなことをしているのか興味がありますよね!? ということで、今回は永田さんに、学生時代から社会人になるまで、そして今後の展望などを聞いてきました。フリーランスとしての活動経験もあったとのことなので、これからフリーで同じ職業を目指している人にも参考になるかもしれません!

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『日本映画監督協会』最年少の映像ディレクター・永田佳大

ゴジラになりたかった少年が“監督”を目指すまで

永田佳大(ながたよしひろ)
1991年生まれ、岐阜県出身の28歳。2015年3月 大阪芸術大学映像学科卒業。 2015年4月映像制作会社に入社 クリエイティブチームでADからディレクション業務。 2016年3月 フリーランス転身。 2017年4月 合同会社HARI設立。 2017年10月 日本映画監督協会入会。
ショートフィルム、企業VP、Vシネマ、ウェブドラマ、MVなどのディレクションを経験。
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起業して2年で買収の話がくるまでに

前回は、フリーランスになって起業するまでと、日本映画監督協会に入ったきっかけなどについて聞きました。今回は最終回なので、永田君の今後の展望について聞いていきたいと思います。

遠山

インタビューって初めてだったけど、話してるとあっという間だったなあ。

永田

前回の終わりにVlogとか新しいことを始めて感性を磨いていきたいって言ってたと思うんだけど、今後は、もともと永田くんが持ってるセンスをチューニングしつつ、Vlogとかの新しいことも取り入れていきたい感じ?

遠山

俺個人としてはもちろんそうだね。あとありがたい話としてあるのは、会社の買収の話がきてて。まだはっきりどうなるかはわからないけど、新しいこととしては視野に入れていきたいと思ってる。

永田

買収の話くるの早いね!? 買収されるとどうなるの?

遠山

会社と提携することによって、自分のやりたいことにもっとフォーカスできる。すごく飛躍の可能性も感じるし、自分の軸を残しつつやっていければいいなって思ってる。

永田

その歳でそこまでしっかり考えてて尊敬! 買収されるって、せっかく立ち上げた会社手放しちゃうのー? と思ったけど、その分メリットも大きいんだね。
これから撮っていきたい映像とかってある?

遠山

見て、「これすげー!」って思えるものは第一に作りたいけど、くだらなくて笑えるものも撮れたらいいなと思ってる。

永田

最初は、名乗らない監督になってもいいと思ってた

コメディ系も撮ってみたいんだね。
じゃあ、なりたい人とかっている?

遠山

やってみたいことが思いついた時に、それいいじゃん! って、すぐできる人間になりたい。例えば、こういう技術を使ってこういう映像を撮ったら面白そうっていう提案を、いちフリーランスが言うのと、ある程度の地位にいる会社の役員とかが言うのとでは違うじゃない? だから、提案したら周りも興味を持ってくれて、それがサッと実現できるような人に憧れるな。

永田

説得力っていうか、実現性を持てる人になりたいってことね。

遠山

そうなれたら一番いいよね。例えば、3年前の俺が何かプランを考えた時にはあんまり聞いてくれる人がいなかったかもしれないけど、今は少しずつそういう仲間も増えてきたかな。

永田

それって、永田佳大っていう1人の監督としてのマネジメントも大事ってことだよね? 自分の作品だけが先に出て駆け回ってる状態よりも、永田監督っていうハッシュタグが一緒について作品と世に回ることが大事ていうか。

遠山

ブランディング的にはそうだね。これは超理想論なんだけど、誰が作ったものでも、その作品だけを評価すべきだと思う。

永田

例えば、宮藤官九郎監督とか福田雄一監督の作品とかって、見たらその監督の作品だってわかるじゃない。でもそうじゃなくて、監督関係なく作品の良さだけを見るべきだってことだよね。

遠山

もともとはそう思ってた。毎回名前変えてもいいし、名乗らない監督になってもいいなと思ったり。

永田

え、なんかそれかっこいいね(笑)

遠山

最初はね。でも実際問題、名前が載って認識されないと次の仕事に繋がっていかないからね。
あと幼稚園の頃から思ってたんだけど、自分のキャラがあると、周りからの目を気にして、できないことって多くなかった?

永田

あったあった。自分がそのキャラを作ってしまったばっかりに、そのキャラに合わないことがやりづらくなっちゃうていうね。

遠山

そうそうそう。それが嫌で、なんでもやれる人間になりたいと思ってさ。そうなると、アイデンティティを持たないっていうことなのかなって当時は思ってたけど、人間である限りどうしてもアイデンティティは出てくるものだから、名前はあって然るべきかなとは思ってきた。

永田

今後も、括りなしに作品を作っていきたい

一番最初、映画のゴジラを目指してこの世界に入って、今はVPの仕事が多いっていう現状で結構温度差があると思うんだけど、今後の展望はどういった感じなの?

遠山

作品を作ることだね。映画っていうくくりじゃなくてもいいと思う。Webドラマとか、映像作品で試してみたいことがたくさんあって。

永田

最終的に、どんな映像を撮りたいっていうのはある?

遠山

最終って思ってたものが毎年変わっていってるから、今は目の前の興味にどんどん飛びついていってる感じかな。ただ初心の感動は忘れないようにしようと心がけてる。

永田

じゃあ、尊敬してる監督は?

遠山

『シン・ゴジラ』とか『新世紀エヴァンゲリオン』を撮った庵野秀明監督かな。同じ大阪芸大で、雲の上の人のだけど(笑)。

永田

やっぱり、ゴジラは欠かせないね。

遠山

でもそれこそ昔は、紀里谷和明監督とか、北村龍平監督とかには結構憧れてたかな。映画業界的に、両者とも異端児なんだよね。

永田

紀里谷和明監督は何撮った人?

遠山

紀里谷監督はもともと宇多田ヒカルのPV撮ってて、映画では興行収入が16億になったり、ハリウッドでも活躍した人。有名な映画だと、『CASSHERN』とか『GOEMON』かな。

永田

知ってる! 『GOEMON』では監督自ら出演してたよね!
北村龍平監督は?

遠山

北村監督は『VERSUS-ヴァーサス-』っていう作品を撮った監督。中学の頃からよく日本の映画監督の年収とか調べてたんだけど、良いことは一つも書かれてなくて。その中で北村監督はちゃんと独立して稼いでてっていう監督だったから、一つの目標にしてたかも。

永田

じゃあ、撮りたい映像としての憧れは庵野監督だけど、生き方としての憧れは、紀里谷監督とか北村監督ってことなのね。
最後に、永田くんにとって映画監督とは?

遠山

自分がやりたいことに一番近い職業! でいいのかな?(笑)

永田

なんかそのまんまじゃない?(笑)

遠山

え(笑)
じゃあ、現実より楽しいが勝つ! かな。で、その楽しいがまた現実になって、どんどん楽しいことが増えていくのがいいよね。

永田

永田君にとって映画監督がすごく楽しいものなのがわかった! 好きをちゃんと仕事にできてるから、いい作品が撮れるんだね。ゴジラから始まってこれまで全4話、ありがとうございました!これからも、永田佳大監督の活躍に期待です!!

遠山

CREDIT

クレジット

執筆
フリーのライター兼プランナー。フードスタイリストやウイスキー検定の資格を持つ。趣味は料理やお酒。一人でどんなお店にでも入れるため、取材も積極的に行う28歳。人との繋がりとコミュニケーションを大切に、遊びも仕事も全力で取り組みます!
撮影
千葉県千葉市美浜区出身。ゴースト・オブ・ツシマにはまってます。パンダが好き。
撮影
某研究学園都市生まれ。音楽と東京ヤクルトスワローズが好き。最近は「ヴィブラフォンの入ったレアグルーヴ」というジャンルを集めて聴いている。