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第2回目は、アートプロジェクト『砂漠の水』のシーズン1となるイベント『Ripple』に展示されている作品と、アーティストの方をそれぞれ紹介していきます。中でも、スタッフ兼アーティストとして参加している_hirosato_さんと、アーティストのKENTA UEOKAさんには、作品への想いなども詳しくうかがいます。
『砂漠の水』プロジェクト Instagramアカウント https://instagram.com/desert__water?utm_medium=copy_link 『砂漠の水』staff Instagramアカウント https://instagram.com/desert_water_staff?utm_medium=copy_link
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28歳で会社を退職後、海外へ留学。オーストラリア、ニュージーランドを旅し、様々なアーティストやヒッピーと交流を持つ。彼らの自由に表現をする姿、アートによる心の解放効果に感銘を受け、自身もパターンアートを独学する。 帰国後、口コミで雑貨のオーダー制作を受注したことから、作家活動をスタート。現在は様々な展示に参加しつつ、マンダラーアートをベースにした作品制作や生活雑貨へのデザインを中心に活動中。
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曼荼羅アーティストの_hirosato_さん
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今回のこの展示会には、どういうきっかけで参加されたんですか?
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きっかけは、僕が稲葉さんの個展に遊びに行ったことですね。そこで久々にお会いした時に、まだ絵を書いているという話をしたら、稲葉さんもお手伝いさんを探しているということだったので、スタッフ兼アーティストとして参加させてもらうという流れで。
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今までも展示会はやってらっしゃったんですか?
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今回は全部合わせて15~20作品ほど飾っているんですが、実はこの数並べるのはこれが初なんです。今まではグループ展に1作品だけとか、マルシェやフリーマーケットに自分の作ったアパレル作品を飾らせてもらうことはあったんですけど、展示という形でこれだけ並べたのは初になります。
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作品は、ストックがすでにあったんですか?
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1作品以外は全て書き下ろしですね。
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どのくらいの期間で書き下ろしたんですか?
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お話をもらった時からなので、2ヶ月あるかないかですね。
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そんな短期間で描けるものなんですね!
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ほぼ毎日3時間睡眠くらいで動いてました(笑)
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このクジラの絵が初めて描いた作品なんですけれども、『tutelary』というタイトルで、「守護神」という意味です。クジラは幸せを運ぶといわれていて、自分の中では海で優雅に生きている生き物の代表格で、海の象徴なんですね。だから、1作目はクジラを描こうと思いました。
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曼荼羅アートというのは、何か心理的な効果があるんですか?
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僕の描いている曼荼羅はヒーリングアートです。心のバランスをとったり、気持ちのバランスを投影すると言われています。僕自身、思春期の頃から神経症を発症して10年近く苦しんだので、同じ障害の方に向けて、ヒーリングアートだったりとか、癒しや救い、希望の光っていうものを届けられるように、今後も活動を続けていきたいと思います。
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最近描かれている絵は、曼荼羅とはまた違ったテイストの絵ですね。
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曼荼羅を3年間ずっと描き続けているんですが、ある意味フォーマットが決まっているタイプのアートなので、もっと幅広く救いや癒しを表現していけるんじゃないかと思った時に、ちょうど展示のお話を頂いたんです。そこで、自分を見つめ直して浮かんできたものを描いてみようと思ったら、自然と水の中の光っていうのが浮かんできました。
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これは水の中から陽の光を見ている情景なんですけれども、自身の実体験で、人生の節目節目で海に心を救われてきたことがあったんですね。水に包まれて癒されて、自分はあるがままでそこにいていいんだって感じたところから、海っていうのをすごい大事にしているんです。そこから希望の光を見出して、光に向かってまたトライしていけるっていう意味合いを込めて作っています。
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アーティストとして、今後の目標はありますか?
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今後も、都内に限らず各地で展示を行っていきたいと思っています。あとは、アパレルブランドとして自分のグッズも販売しているので、それももっと展開していけたらと思います。
イラストレーターのKENTA UEOKAさん
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デザイン、イラストの会社を渡り歩いた後、1995年よりフリーランスのイラストレーターとして活動開始。主に広告の仕事をするかたわら、個展、ライブペイント等の活動を行いつつ現在にいたる。FIATやオンワード樫山、NTTdocomo、KIRIN、武田薬品等のメジャーな企業の仕事から、SUMMER SONIC等の音楽イベントでのオフィシャルグッズ製作、ライブペイント・パフォーマンスやフライヤー・ワーク迄、様々な画風で幅広く対応するクリエイターとして、数々のディレクターやデザイナー、フォトグラファー、ミュージシャン、DJ、VJ、ダンサーとのコラボレーションも展開中。
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今回、どのような流れで展示会に参加しましたか?
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主催の稲葉さんとはもともと知り合いで、数年前からいつかは一緒に展示がしたいと思ってたんですよね。稲葉さんはよく自分の展示会に来てくれていたので、お互いの絵は知っていたんです。そしたら、6月の頭くらいに稲葉さんの方から声をかけてもらって、今回初めて一緒に展示をすることになりました。
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この展示会で、作品のどういうところを見せたいですか?
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今までずっと人物の絵を得意として書いてきたんですけど、今回は新しい挑戦として風景を描いてみたんです。そしてその作品で山を描いた時に、人物の絵と同じだなと思ったんですよね。女性のヌードの絵を描いている時は、体温の通っていないような女性を描いているし、山の絵を描いている時はネイチャー感ゼロの自然を描いているっていうのが、今回人物以外を描いてみてわかったんです。自分が表現したいのは、あくまで形と色とバランスなんだなって。
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体温的なものには興味が向かないというか。
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そうですね。あくまで表層で、人の内面や性格などを一切描かないで、フォルムや陰影、形だけで、自分の気持ちいいところを抽出して描いています。なので、色と形を見せたいですかね。
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来てくださるお客さんには、作品をどういうふうに見てほしいですか?
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見方は見る人の自由なので、逆にどう感じたかこっちが聞きたいっていうのはありますけどね。自分の意図としては無機質な感じで描いてますけど、受け取り方はそれぞれだと思います。もちろん気に入ってもらって、所有して欲しいとは思いますけどね。新しく描いた山の絵なんかは、壁に飾ってもらって、リモート会議の時の背景なんかにしてもらって(笑)
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作品によって、結構印象が違いますよね。人物の絵とかは、足を全部描いていなかったり、引き算で考えてる印象があります。
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本当にその通りで、自分の絵って抜き差しなんですよね。だからまず描いて、線を減らしていって、ギリギリ成り立つところを探すっていう感じで描いてるので、もっと減らして要素がなくなってもその人になるのかとか、そういうところを攻めたいっていうのはありますね。抜いて足してって感じで描いてます。
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作品に書かれている「BORDER」というのはどういう意味なんですか?
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「BORDER」っていうのは境界っていう意味なんですけど、自分の絵が輪郭線で描かれているのでその境界っていう意味と、風景画の方も面で描いてみたとはいえ結局境界があることによって高低差が出るっていう意味の境界、あとは自分がイラストレーターと、芸術家としての作家活動を並行してやっているので、イラストレーターとアーティストの間の境界っていうのを意識して「BORDER」とつけました。基本的には、境界を超えたいというか、芸術の高みに行きたいっていう想いがありますね。
参加アーティストと作品紹介
・Maya Mekira
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Website・Instagram・Facebook
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·SEISUI
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·楚里勇己(SORI Yuuki)
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·石黒喜子
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·nao morigo
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今回展示しているアーティストの方々は、ここだけでなくいろいろな個展やギャラリーにて活躍しています。もし気になるアーティストの方がいたり、生で作品を見てみたい方は、1度HPやSNSを見て、ぜひ足を運んでみてください。
CREDIT
クレジット
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