Night Tempo『Japanese City Pop 100, Selected by Night Tempo』
(303BOOKS)出版記念トーク&サイン会 Supported by Spotify Music+Talk
2022年10月10日、Night Tempoによる『Japanese City Pop 100, Selected by Night Tempo』(303BOOKS)出版記念トーク&サイン会 Supported by Spotify Music+Talkが、東京下北沢にある「本屋B&B」で行われました。
『Japanese City Pop 100, Selected by Night Tempo』は、80年代のジャパニーズ・シティポップや昭和歌謡を再構築した「フューチャー・ファンク」の人気アーティスト、韓国人プロデューサー兼DJのNight Tempoさんの、初の著書。Night Tempoさんが好きな100曲、100アーティストを紹介する内容となっています。
このイベントは、Spotifyで本書登場楽曲と、関連楽曲がトークとともに楽しめる、Spotify Music + Talk番組のオフライン・イベントでもあり、前半はNight Tempoと池上尚志氏によるクロストーク、後半はNight Tempoのサイン会という2部構成のイベントとなりました。
前半のクロストークでは、Night Tempoと本書で寄稿いただき、Spotify Music+TalkでもゲストとしてNight Tempoさんとともに番組を盛り上げている、音楽ライターの池上尚志さんが登場し、会場を楽しませてくれました。
「久しぶりに池上さんとお会いできて、お話できて楽しいです。」と、おふたりの絶妙な空気感で、池上さんとの出会いや、書籍にまつわる裏話について、語ってくれました。
本書で紹介をしている100曲のリストは、2018年の段階で、すでにできていたとのこと。
「はじめは、インターネットなどでこの100曲のリストを公開しようとしていたのですが、思った以上にまとめるのが難しかったです。なので、池上さんの知識をお借りして、お仕事でインタビューを受けた303BOOKSさんに、こういうリストがあって、本をつくってみたいとお話をして、この本が生まれました。」とNight Tempoさん。
「この本に載っているレコードのジャケットはね、実際に、レコードやCDの実物を、撮影して掲載しているんですよ。これがまたレア盤ばかりで、本当に集めるのが大変でしたよ。」と制作の裏側を教えてくれた池上さん。
一番のレア盤は、p.20に掲載されている、「Beers」のレコードだそう。
「正直、これ全部、本当に集められたの?と信じられず、photoshopで加工しているのでは無いかと疑いました。」とNight Tempoさん。
(本当に集めました。by 編集)
トークライブの終盤には、本書に掲載されている楽曲の中から、Night Tempoさんがセレクトした楽曲をかけながら、Night Tempoさんが未だ知らないであろう曲を、池上さんが紹介するというコーナーも。
まず池上さんがNight Tempoさんに紹介したのは、
篠塚利夫「黄昏にもう一度」
「vapさんの当時の曲は、大体好きです。」とNight Tempoさん。
「元読売巨人軍の、シノさんです。野球選手でここまでおしゃれな楽曲を出しているという珍しさがあるんです。」
次に池上さんがNight Tempoさんに紹介したのは、
八代亜紀「愛夢」
「Night Tempoさん、以前の昭和グルーヴで細川たかしさんの北酒場をやっていたから、演歌歌手の方の歌からセレクトしてみました。こういったビートの効いた曲は、珍しいんですよ。」と池上さん。
「八代亜紀さんの歌声、ぼく好きです。」
最後に紹介したのは
谷口美千代「三味線師ロンリー・ブルー」
「韓国の演歌を、トロットというのですが、いま韓国の若者の間でトロットの曲がヒット・チャートに入っているなどブームになっていて、この楽曲はまさに、そのトロットの先駆けのような感じです。」とNight Tempoさん。
Night Tempoさんは初めて聴いた楽曲が多かったようで、「彼は本当に音楽に詳しいから、何を紹介してももうレコードを持っていると言われてしまいそうで、悩みましたよ。」と安心した表情を見せた池上さん。
トークライブ終了直前には、
「アイドルはスクショタイムとかやりますよね。やりますか?」
と、サービスショットを撮影させてくれるNight Tempoさんのお茶目な一面も見せてくれました。
サイン会の場面では、来場してくださったファンの方、ひとりひとりにサインと2ショットの撮影をしてくれたNight Tempoさん。
ファンの方のお話にもしっかりと耳を傾けている姿が印象的でした。
Night Tempoさんは「今回の来日が決まって、ファンの方々と交流ができる場がほしいと思い、急ではありましたがこのイベントを開催できることになりました。次にこのような機会があるときは、きっと皆さんもマスクも外していると思います。次はもっと広い場所で、一緒に踊りましょうね。」と語ってくれました。
303BOOKSは今後とも、Night Tempoさんのご活動、ご活躍を応援しています。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
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