303BOOKS 営業の加藤です!
書店クエスト
47歳の新米営業
愛知県三河地方出身。ホームセンターから出版業界へ。様々なジャンルの営業を経験し303 BOOKSへ。何よりも書店に入った時の「本の香り」が好き。
もう2月半ばなんですね・・・つい先日、年が明けたばかりだと思ってたのに・・・。まあ、毎年そう思ってるんですけどね! 年々時が過ぎるのを早く感じる今日この頃です。
さて、今では見かけなくなった怖いもの代表の1つである「おやじ」。今では「お父さんの洗濯物と一緒に洗わないでよね!」と娘に言われてショボーンとしてますよね(偏見!)。しかし、あなたは知っていますか? 書店さんには、怖い「おやじ」が居たことを?
ということで、私がまだ出版営業として駆け出しだったころに出会った「おやじ」たちの話をしていきます。
まずは「三回の訪問」です。
【1回目】
お忙しいところ恐れ入ります・・・
ん? 忙しいから今は無理
はい! すいません! 失礼します!!
【2回目】
お忙しいところ恐れ入ります・・・
ん? 何?
こちらのご案内で・・・
注文書、置いてって
はい! わかりました!
【3回目】
お忙しいところ恐れ入りますが・・・
お疲れ様。今日は何の案内?
はい! 実は今こちらの動きが良くてですね
どれどれ・・・
ということがありました。先輩に「最初に冷たい対応をしても、懲りずに来る根性のある営業とだけ話をしてくれる書店さんもあるんだよ」と教えてもらいました。初めてお会いした時は本当に怖かったです・・・。
また礼儀やビジネスマナーにうるさい「おやじ」もいらっしゃいました。少し営業に慣れた時に書店さんを訪問した時のことです。何かの拍子での会話だったと思うのですが・・・。
了解 了解
了解じゃねぇ! 了解しましただろ! 1回言えば良いんだよ!
はい !すいません!!
すいませんじゃねぇ! 申し訳ございませんだろ!
はい! 申し訳ございませんでした!!
客居なきゃ、ぶん殴ってるところだぞ!
こんなやりとりを店頭でしていたわけです。いやぁ・・・怖かったです(遠い目)。これだけ叱られたんですけど、しっかりご注文してくださいました。
しかし、よくよく考えると見ず知らずの若造に世間の厳しさや社会常識を教えてくれる稀有な存在でした。そのおかげで、今の自分があると思っているので本当に感謝しています。こんな愛すべき「おやじ」たちに、また出会いたいものです。
【意味】世間でたいへん恐ろしいとされているものを、その順に並べていう言葉。
「おやじ」と言ったらこれかなと思って付けたタイトルでした。